リミテッドのポッド分析や答え合わせなんかはlistenerさんにお任せするとして、、、
ヤソさんがセミファイナルで破れてしまったのは残念ですが、
andrew mengucciも非常に丁寧なプレイングをしていたので、やむなしかな、と思います。
さて、プロツアーでなぜバントカンパニーは勝てなかったのか。
僕の指摘するポイントが正しいかはわかりません。。
英語版カバレージには18ポイント以上のスタンダード全デッキが載ってるのですが、
それらのレシピを見てて「アレ?」と思った部分を挙げてみようと思います。
・「バントカンパニー=環境の最強デッキ」「カンパニー=環境の最強4マナアクション」という前提に甘え過ぎて、安定性重視の構築をしたプレイヤーが多かった
安定性重視の構築って、、、具体的には、2〜3マナのクリーチャーカウントを多く取り過ぎ、てことです。
アヴァシンやオジュタイなどの5マナ超のパワーカードは多くて2枚。
全く使っていないデッキも見られました。
自分が今回のプロツアーでブレイクしそうだな、と思っていたのは、
以下のような重めシフトのバンパニーです。。
「中隊のクリーチャーカウント」「パワーカードの採用枚数と比率」
というトレードオフの関係にある部分を、
プロがどう練るか、という所が個人的に期待ポイントだったのですが、
蓋を開ければみんな安定性重視の構築でしたね。
「SCGのデッキには安定して勝てるけど、予想外の角度に対応できない」
本来カウンターとアヴァシン、オジュタイなどを採用できるぶん、
対応力が高いはずのバンパニーのメリットを消すような構築が多い気がしました。
エルドラージカンパニー(アヴァシン4+変位エルドラージ入り)
http://www.hareruyamtg.com/jp/k/kD08169S/
オジュタイカンパニー(オジュタイ4入り)
http://www.hareruyamtg.com/jp/k/kD08126S/
アブザンカンパニー(アヴァシン4+変位エルドラージ入り)
http://www.hareruyamtg.com/article/sp/category/detail/2741
これらのレシピはTOP8に進んだmengucciや他のプロのレシピと比べ安定性は劣るかもしれませんが、
黒緑コン、エスパードラゴン、ゴーグルなどに対しては
3マナ以下のクリーチャーのみのカンパニーデッキよりも、戦いようがあるレシピだと思います。
同型もまた、序盤の確率的には数少ないドブン以外は
度々大型フライヤーやアヴァシン変身で決まることは言わずもがな。
ゴーグルランプ、ドラゴン、黒緑コンなど
様々な角度からメタられたバントカンパニーがワンチャンを作るためには、
自分も雑に大型フライヤーやオジュタイの命令などのパワーカードをモリモリ増量し、相手に決め手やゲームプランを読まれにくくする、ということが一番の近道です。
もちろん、スペル枠飛行枠の増加は、
カンパニースカのリスクとのトレードオフにはなります。
フランク=カーステンの分析によれば、カンパニーを安定して2ヒットさせるボーダーは22枚。
22枚だと5%の確率で0枚、15%の確率で1枚になるようです。
とはいえ、そこは3〜4t目の攻防に強いこのデッキ、
・カンパニーをスカしたらまずい場では他の手を打つこともできる
・反射2枚来ないと負け、みたいなお願いカンパニーを打つ盤面では、他の雑魚カードが何枚ヒットしてもあまり関係ない
・カンパニーをカウンターorハンデスさせて、代言者やフライヤーを通すことを狙う(特に対青コンのサイド後はこの展開をよく狙う)
など、確率論ではなく実際の試合の場面に則れば、「クリーチャーカウントをギリギリまで減らしつつ、パワーカードを多く使う」という構築にチャレンジしても、、悪くないのでは、と思います。
前環境で結果を残した玉田氏が、24ヒットのカンパニーでGPトップ8には残れていましたし、andyが一番最初に作った原型も25ヒット。
ムリに26〜30も中隊のために低マナ域使う必要はないと思います。
というわけで、個人的には、プロツアーの結果を受けてマークが緩んでくれると嬉しいですが、、、
例えマークされても、腐ってもバント。
オジュコマ、侵入手術、帰化、否認、石の宣告、翼切り、アヴァシン、ドロコマ、リンヴァーラ
環境の強カードに対して、テンポアド、カードアドを稼ぐ選択肢はいっぱい持ってます。
同じ土俵に立たないためには、黒赤のハンデスやスイーパー使うしかありません。
もちろん今回のプロツアーTOP8のデッキ全てに相性勝ちしようと思うなら、サイドの枚数比率は吟味が必要ですが
GP東京までには、誰かがその辺の黄金比を見つけたレシピを開発して、おそらく勢いを取り戻すでしょう。
さいごに。
本音の意見がいただけることを願って、敢えてうまい人が語りたがらない部分も試しに書きました。
しかし、あくまで外野の一個人の考察です、実際に参加したプロの方は、様々な思いがあったと思います。
もし、不快な表現等がありましたら、悪しからずご了承頂ければ幸いです。
ヤソさんがセミファイナルで破れてしまったのは残念ですが、
andrew mengucciも非常に丁寧なプレイングをしていたので、やむなしかな、と思います。
さて、プロツアーでなぜバントカンパニーは勝てなかったのか。
僕の指摘するポイントが正しいかはわかりません。。
英語版カバレージには18ポイント以上のスタンダード全デッキが載ってるのですが、
それらのレシピを見てて「アレ?」と思った部分を挙げてみようと思います。
・「バントカンパニー=環境の最強デッキ」「カンパニー=環境の最強4マナアクション」という前提に甘え過ぎて、安定性重視の構築をしたプレイヤーが多かった
安定性重視の構築って、、、具体的には、2〜3マナのクリーチャーカウントを多く取り過ぎ、てことです。
アヴァシンやオジュタイなどの5マナ超のパワーカードは多くて2枚。
全く使っていないデッキも見られました。
自分が今回のプロツアーでブレイクしそうだな、と思っていたのは、
以下のような重めシフトのバンパニーです。。
「中隊のクリーチャーカウント」「パワーカードの採用枚数と比率」
というトレードオフの関係にある部分を、
プロがどう練るか、という所が個人的に期待ポイントだったのですが、
蓋を開ければみんな安定性重視の構築でしたね。
「SCGのデッキには安定して勝てるけど、予想外の角度に対応できない」
本来カウンターとアヴァシン、オジュタイなどを採用できるぶん、
対応力が高いはずのバンパニーのメリットを消すような構築が多い気がしました。
エルドラージカンパニー(アヴァシン4+変位エルドラージ入り)
http://www.hareruyamtg.com/jp/k/kD08169S/
オジュタイカンパニー(オジュタイ4入り)
http://www.hareruyamtg.com/jp/k/kD08126S/
アブザンカンパニー(アヴァシン4+変位エルドラージ入り)
http://www.hareruyamtg.com/article/sp/category/detail/2741
これらのレシピはTOP8に進んだmengucciや他のプロのレシピと比べ安定性は劣るかもしれませんが、
黒緑コン、エスパードラゴン、ゴーグルなどに対しては
3マナ以下のクリーチャーのみのカンパニーデッキよりも、戦いようがあるレシピだと思います。
同型もまた、序盤の確率的には数少ないドブン以外は
度々大型フライヤーやアヴァシン変身で決まることは言わずもがな。
ゴーグルランプ、ドラゴン、黒緑コンなど
様々な角度からメタられたバントカンパニーがワンチャンを作るためには、
自分も雑に大型フライヤーやオジュタイの命令などのパワーカードをモリモリ増量し、相手に決め手やゲームプランを読まれにくくする、ということが一番の近道です。
もちろん、スペル枠飛行枠の増加は、
カンパニースカのリスクとのトレードオフにはなります。
フランク=カーステンの分析によれば、カンパニーを安定して2ヒットさせるボーダーは22枚。
22枚だと5%の確率で0枚、15%の確率で1枚になるようです。
とはいえ、そこは3〜4t目の攻防に強いこのデッキ、
・カンパニーをスカしたらまずい場では他の手を打つこともできる
・反射2枚来ないと負け、みたいなお願いカンパニーを打つ盤面では、他の雑魚カードが何枚ヒットしてもあまり関係ない
・カンパニーをカウンターorハンデスさせて、代言者やフライヤーを通すことを狙う(特に対青コンのサイド後はこの展開をよく狙う)
など、確率論ではなく実際の試合の場面に則れば、「クリーチャーカウントをギリギリまで減らしつつ、パワーカードを多く使う」という構築にチャレンジしても、、悪くないのでは、と思います。
前環境で結果を残した玉田氏が、24ヒットのカンパニーでGPトップ8には残れていましたし、andyが一番最初に作った原型も25ヒット。
ムリに26〜30も中隊のために低マナ域使う必要はないと思います。
というわけで、個人的には、プロツアーの結果を受けてマークが緩んでくれると嬉しいですが、、、
例えマークされても、腐ってもバント。
オジュコマ、侵入手術、帰化、否認、石の宣告、翼切り、アヴァシン、ドロコマ、リンヴァーラ
環境の強カードに対して、テンポアド、カードアドを稼ぐ選択肢はいっぱい持ってます。
同じ土俵に立たないためには、黒赤のハンデスやスイーパー使うしかありません。
もちろん今回のプロツアーTOP8のデッキ全てに相性勝ちしようと思うなら、サイドの枚数比率は吟味が必要ですが
GP東京までには、誰かがその辺の黄金比を見つけたレシピを開発して、おそらく勢いを取り戻すでしょう。
さいごに。
本音の意見がいただけることを願って、敢えてうまい人が語りたがらない部分も試しに書きました。
しかし、あくまで外野の一個人の考察です、実際に参加したプロの方は、様々な思いがあったと思います。
もし、不快な表現等がありましたら、悪しからずご了承頂ければ幸いです。
コメント
自分の言葉で言い変えさせてもらうと、バントカンパニーが最強といえるのは所謂フェアデッキというジャンルで内での話だということです。今回のトップ8を見てもわかるように、まあ皆さん癖のあるデッキを持ってきてますねw
やり方は様々ですが、共通してるのはバントカンパニーと正面からやり合う気はないということですね。具体的には序盤から中盤にかけてクリーチャーを展開しあうゲームはしないということです。
白緑トークンと黒緑ハスクはクリーチャーを展開しますが、その後カンパニーにしっかり有利がとれる算段がありますね。
そんなわけで今回のプロツアーは最近では異例なくらいのアンフェアデッキ祭りだったんじゃないかと思います。これがカンパニー対策の為の一時的なものかは分かりませんが、ここから先形を変えていけばバントはまた光るんじゃないかなと考えています。
コントロール対策でラプター+大変異を投入するのは無難かなと思います。
また僕個人としては以前のオジュタイバントのようにクロックパーミッションの要素が強いカンパニーも期待しています。
続きの考察記事も(もしあれば)楽しみにしています。
ぼくメンタル強いから
もっと煽ってくれてもいいのよ?
>SHINEさん
今回のトップ8に関してはおっしゃる通りですね。
・反射の的をデッキに入れない
・反射の2/3をアタッカーとして仕事させない
そんな構築が多いように見受けられました。
今のスタンは丸い対策カード(石の宣告、1〜2マナのカウンターやハンデス)があるおかげで、それらの枠さえ取れば
メタを読める人ほど、逆に好きなデッキを使う事が許される、という一面がありますよね。
エスパードラゴン調整記も楽しみにしてます。